加害者も被害者も,そして私たちも,地球上に生きている人みんなが,広義のソウルメイトであることを忘れてはいけません.すべてのたましいは,究極的にはひとつのまとまりなのです.誰もが自分の分身.そう思えば,無関心ではいられないはずです.
関心を示さない心は,愛のない心.自分には関係のないことだと思うのは,自分さえよければいいという「小我」な心の表れなのです.
江原啓之 『ことたま』 p. 262.
メディアを通じて報道される昨今のニュースには目を覆い,耳を塞ぎたくなるほど残酷,残虐なものが多く,そうした否定的なエネルギーに触れ続けることは,実はあまり好ましいことではありません.
でも,抜粋にもあるように,自分や自分の家族,ごく親しい友人にのみ関心を向けて,それ以外の「他人」のことはどうでもいい,という姿勢-最近の日本人に顕著なように感じます-は,決して誉められたものではありません.個人は全体の分かち難い一部だからです.