アントン・チェーホフ 「谷間」 『可愛い女・犬を連れた奥さん』 新潮文庫.p. 183.
チェーホフは結核のため44歳という若さでこの世を去っています。引用元の作品は,亡くなる5年前に発表されたもので,老人の台詞には,彼の人生観やまだ生きたいという思いを読み取ることができなくもありません。
人生は長いようで短く,短いようで長いかもしれません。そして,いいことばかりも悪いことばかりもない。この老人は人生に対して楽観的ですが,こうした「ある種の楽観」が,苦しいときこそ必要かもしれません。
きっかけとこれまで 6月23日,仕事から帰る電車の中でプレイリストに入っていたパク・ヨンハさんの曲を聴いていたら,なぜか急に悲しい気持ちになった。いつもは普通に聞き流せていたのに。同時に,彼は社会から正当な評価を受けぬまま,この世から去ってしまったのではないか,という考えさえ湧い...