宮崎駿監督アニメ映画『千と千尋の神隠し』のエンディング・テーマ曲,「いつも何度でも」(歌詞はこちら)。木村弓さんのハープの音色と歌声がひとつに溶け合い,静かな癒しの曲になっています。
歌詞には深いメッセージを見い出すことができるように感じます。映画とは切り離して意味を探ってみたいと思います。(オスカーを受賞した同映画にも,見方によってはさまざまなメッセージを読み解くことができますが,それは後日述べてみたいと思います。)
私たちはたくさんの夢を抱き,それらを叶えようと思って転生します。「胸のどこか奥」,つまり,私たちの最もひかり輝く部分でそう決めて,いまを生きています。その夢実現プロセスにおいて,多くのかなしみがあり,希望が「こなごなに砕かれ」てしまうことがあるかもしれません。それでも,つねに希望をもち続けることが大切です(「いつも心躍る夢を見たい」,「この両手は光を抱ける」,「同じくちびるでそっと歌おう」)。砕かれた鏡が「新しい景色」を映し出すように,挫折のように思える出来事にも,必ず希望の種は宿っているからです。
かなしい時,夢を見失いそうな時,私たちには「ゼロになるからだ」があることを思い出しましょう。そして,「静かな」気持ちでこころの声に耳を澄ませば,自然とエネルギーに充たされ,希望と智恵とは,外ではなく(「海の彼方にはもう探さない」)自分の中にあることに気がつくでしょう(「輝くものはいつも・・・私のなかにみつけられたから」)。
数え切れないかなしみの向こうで会える「あなた」は,夢実現の如何に関わらず,夢に向かって邁進したその先で到達する境地であり,一層輝きを放つ自分の本質なのかもしれません。
9/10/2012
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