10/18/2013

Variation is the truth. 多様性は真実

Nature has introduced great variety into the landscape, but man has displayed a passion for simplifying it.  Thus he undoes the built-in checks and balances by which nature holds the species within bounds.

自然は,景観に多様性を持ち込んできたが,人類はそれを単純化することに情熱を注いできた。こうして,人類は,種を範囲内に保ってきた,自然本来の抑制と均衡の働きを台無しにしているのだ(translated by Eunice)

Rachel Carson (1962). Silent Spring. London: Penguin.p. 27.
(レイチェル・カーソン著,青樹簗一訳。 『沈黙の春』 東京:新潮文庫。)



今から50年以上前にアメリカで出版され,化学薬品による自然破壊に対して警鐘を鳴らした本です。遺伝生物学者だったレイチェル・カーソン女史は,自らの病と闘いながら本書を完成させ,出版の数年後に帰幽されたそうです。

最初の数ページを読むだけでも,著者の主張が現代のさまざまな環境問題と合致していて,驚くばかりです。半世紀前に書かれた本とは思えないほどです。

引用は,女史が度々指摘する人類の愚かさの一端です。人は,好んで並木道なるものをあちこちに造っては,その美しさに感嘆しますが,並木道のような景観は「人工的な自然美」です。園芸の発達した英国(言い換えれば,早くに自然破壊を経験した国)では,異なる種類の草木を,それらの習性,性質等をよく計算したうえで,配置します。同じ植物だけを一か所に集めて植えれば,その植物を好んで食べる虫も集まるため,異常繁殖しやすくなり,結果として植物を枯らすことにもなりかねないからです。

自然が多様なものなら,人間世界も同じです。違いゆえに惹きつけられる人もいれば,違うがゆえに嫌悪感を抱いてしまう人々もある。理解できない個性の持ち主や,逆に,空気のように溶け込める人など,本当に様々な人間がいますが,それが最も自然な状態であり,だからこそ,いろいろな学びができるのかもしれません。気の合う人とだけ付き合うことができれば,これほど快適なことはありません。が,苦手な人や合わない人と関わるからこそ身につくこともまた,少なくありません。得意なことだけやっていては,成長の機会を逃してしまいます。

神は多様性なり,といったところでしょうか。

10/09/2013

静かな心

つねに刺激と情報を求めていては

静かな心になれない。

静けさの中でなければ

私たちの声を聴くことはできない。

心の声を自分で聴くには

心を静かにしなければならない。




異次元からのインスピレーションは,とても微かなもの。とても微かなので,気のせいだと思ったり,そうだと信じられないことも多々あります。無視することは簡単です。

そのインスピレーションを逃さずキャッチするには,心のおしゃべり(=エゴの声)を静めることです。瞑想したり,自然の中で過ごすことを習慣づけることが役立ちます。一日のうち,ごく短い時間でいいので,すべての雑音(あらゆるマスメディアとインターネット接続)を遮断して過ごしてみるのもよいでしょう。

もし,1秒たりとも刺激のない状態で過ごすことに大きな苦痛を覚えるとすれば,なぜそうなのか,その理由を探ることから始めます。

2025年は大きな転換期

2025年7月5日(土)の早朝(夜明け前),フィリピン沖の海底火山が噴火して,周辺国と日本の太平洋沿岸に巨大津波(120mほど)が押し寄せ,国土の1/3から1/4 が津波に呑まれる,という予知情報があります。最初にこれが注目されたのは,下にも関連動画のリンクを貼っていますが,たつ...