9/21/2015

かたくなな心

固定観念にかかわらず広い心を持つことは,心を開くことでもある。広い心の持ち主なら,必ずしも自分が人生について何もかも知っているわけではなく,人の考えも傾聴に値するものだということを認めるだろう。一方,かたくなな心の持ち主は自己中心的で,自分には何でもわかっている,宇宙の神秘さえ知っていると信じ,自分の間違いが証明されても知らん顔を決め込む。このように自分の信念にしがみついているのは気楽なもので,結局人間は,自分とは異なった意見に悩まされずに済むほうを選んでしまうものなのだ。(中略)信念を手放したくないという気持ちを振り払ってもらいたいためなのだ。かたくなな心を持ったために,多くの人が身を滅ぼしている。そして魂の領域においても,この同じかたくなさが成長を阻むのだ。
ジュディ・ラドン『輪廻を超えて』 pp. 146-147.




ひとは,自分の世界観に合わないものを認めたがらないという傾向は,なにも霊的真理に限ったことではなく,どのような場面においても起こり得ることです。

よく「常識がない」といって相手を責めることがありますが,自分の常識と相手の常識が異なるだけかもしれません。

相手のことをよく知りもせず,また,自分のことを客観的に眺めることも難しいならば,相手だけを一方的且つ全面的に悪とみなすことには,誰もが慎重でなければならないでしょう。

9/11/2015

Seeing yourself as a process すべてはプロセス

Most of you could find the elusive meaning of life if you saw yourselves as an ever-changing process, the learning and development of the soul. As such, each day can be a lovely thing, a cause for joy, grace and gratitude. By seeing yourself as a process, you can appreciate each moment. It is when you evaluate your life as a ledger of accomplishment or failure, it is then that you cannot find peace or happiness, for you never reach your goal of success. If you have one success, you then yearn for the next one.
Judy Laddon (1988/2002) Another Look at the Life Beyond. Kindle edition.

皆さんは自分自身を,絶えず変わり続けるプロセス,即ち,魂の学びと発達としてみるなら,人生の捉えがたい意味を見い出すことができるだろう。プロセスの人生として,毎日が楽しみであり,喜びであり,感謝となり得る。自らをプロセスとみることで,一瞬一瞬をありがたいと思える。平安や幸福を見い出すことができないのは,人生を達成か失敗かで評価するときである。なぜなら,成功というゴールに到達することは決してないのだから。もし1つ成功をおさめたら,あなたは次の成功を切望するだろう。(拙訳)

いわゆる世間的な意味での「成功」―地位,名誉,業績達成,経済的豊かさ―を追い求めることは,人から精神的なゆとりを奪い,それによって人生の本質的価値から目をそらせてしまう傾向があるかもしれません。それは,ひとと優劣を競うことであり,他者を蹴落としてでも自分がのし上がることにつながっていきます。
先を見据えてプランを立てたり,ビジョンを持って生きることは確かに大切です。今この瞬間を大切に生きることが重要だ,と言うことは,無計画な生き方を奨励することと同義ではありません。
夢と目的をもって生きるとき,通過点で達成や成功を経験することもあるでしょうが,その達成や成功でさえ,さらなる前進,成長への通過点になります。
「ゴールは通過点にすぎない」というのは,人生自体がひとつのプロセス,という意味でもあります。


2025年は大きな転換期

2025年7月5日(土)の早朝(夜明け前),フィリピン沖の海底火山が噴火して,周辺国と日本の太平洋沿岸に巨大津波(120mほど)が押し寄せ,国土の1/3から1/4 が津波に呑まれる,という予知情報があります。最初にこれが注目されたのは,下にも関連動画のリンクを貼っていますが,たつ...