11/08/2009

自分と仲良くする

艱難辛苦の時期,悩み・苦しみに寄り添ってくれる友人や知人は皆無でした.(たとえいたとしても,彼らの助言に果たして納得できたか,本当に励まされたか疑問が残るところであり,むしろ誰もいなくて良かったと今では思えますが.)経済的困窮の中,無理をして霊媒やサイキック・カウンセラーに相談せざるを得ない日々が長く続きました.心理カウンセリングの勉強をしている方々に話を聞いて貰う機会も度々ありました.

何度か話を聞いてもらった(当時)見習いカウンセラーの女性から言われたある言葉は,今でも時々思い出されます.何の相談をしていたかは思い出せないのですが,苦しい時期が続き,他者に対して怒りを感じる日々が続いていた時のことです.いつものように怒りのエピソードを話していたとき,次のように言われました:

「人にしていることと自分にしていることは同じなんですよ.」 

つまり,ひとに腹を立てているということは,自分に腹を立てていることなのだ,と.人の悪口を言うことは,自分を悪く言うのと同じというわけです.劣等感にさいなまれている状態とは,自分を自分で認められていない状態です.そうなると他の人を妬みやすくなります.人が嫌いなのは,まず誰よりも自分が嫌いだから.ということは,余計なトラブルを起こさず,できるだけ心穏やかでいるには,まず自分を好きになり,自分を信じて,自分と仲良くなることが大切なのです.

実は,この原理は宇宙の真理とつながっています.

私たち人間の本来の姿は,肉体ではなくたましいであり,叡智の光である不可視のエネルギー体です.今のように物質界にあるのは異例の状態なのです。たましいが,人体という物質を利用して物質界(現象界とも言われる)でしかできないさまざまな経験を積み,成長したいと望んでこの世に生まれてきます.「地球上で幸せになるために」というよりはむしろ,「たましいを磨いて,成長するために」,人として再生します.

霊界で,その本来の姿でいる間,私たちは一番近いグループソウル(類魂)に溶け込み一体となっていて,それは非常に快適な状態だといいます.苦しみや悲しみなどは一切ありません.あるのは充実であり,美であり,歓喜であり,無償の愛による祝福です.そして,自分が属するグループソウルは,他のグループとも繋がっていて,最終的に全てがひとつながりです.こうして,個々のたましいはそれ自体の個性を有した独自の存在であると同時に,全体から切り離すことのできない一部となっています.

地上に誕生するにあたり,肉体を持つことになると,それによって「全体の一部」という本来のあり方の認識が弱まり,他者から「切り離された」者として自分を感じるようになります.自分と他人は全く別の存在であると思い,それが孤独感へとつながります.赤ん坊や乳幼児のうちは,まだ地上の生活に慣れていないので霊界の感覚が相当残っているようですが,地上で暮らす時間が長くなるにつれ,たましいの本来の感覚-グループソウルに溶け込み,かつ自分の個性を保った状態-を忘れてしまいます.現実レベルでは別個の存在のように思えても,エネルギーレベルでつながっているならば,人に対して為すことは,自分に対して為しているのと同じことになります.それが結果として,人間社会の諸問題を生み出す元凶(しかし,学びにとっては非常に好都合な)となっています.

ということは,とても単純なことですが,この物質世界でも,「すべてはひとつながり」という感覚をベースにして生きればよいのです.自分と人を全く切り離されたものとして考えず,相手は自分であり,自分は相手なのだ,と思ってみることなのです.

ある日,ラジオ番組に須藤元気さんが出演されていました.須藤さんといえば格闘家として有名ですが,引退後は,母校で格闘部のコーチをつとめる傍ら,音楽活動も含め実に多彩な活躍をされています.精神世界にも大変造詣が深い方で,本も出版されています.番組の中で須藤さんは,「相手を自分だと思って接する」ことの大切さをお話されていました.相手を自分だと思えば,邪険にしたり,意地悪したりはしないでしょう,と.


ですが,現実には,いじめはありとあらゆるところで起こっており,家庭内暴力や幼児虐待,自殺は一向に後を絶ちません.自分が好きになれなくて,自分と仲良くできない人が年齢を問わず大勢いるからでしょう.それは,多くの場合,両親から愛されなかった,もしくは愛されたと感じられなかった,ということが原因かもしれません.さらに遡れば,過去生にその原因を特定することができるかもしれません.

しかし,過去を悔やんでも前には進めません.いま出来ることを考えましょう.自分が好きじゃない,自分と仲が悪い,という自覚がある場合,どうすれば仲良くできるか考えてみましょう。各自のスピリット・ガイド(守護霊)に教えて貰えるように頼んでみることも一つの方法です.知ってもよいこと,知る必要がある情報・メッセージならば,ガイドはありとあらゆる手段で伝えようとします.予期せぬタイミングでひらめきを得たり,気になる音楽や,ふと目に止まった映像や文字,或いは夢で教えてもらえるかもしれません.目覚めた後もはっきり覚えているような強いインパクトのある夢は,メッセージ性が高いことが多いので,連想を働かせて意味を探ってみるとよいでしょう.

「自分と仲良くする」ことで,周囲とも仲良くできるようになるでしょう.始まりはいつも「自分」にあります. 

11/07/2009

55 地上人生の総決算

地上生活の総決算をする時がきたとき,つまり地上に別れを告げて霊の世界へと移られると,誰がするというのでもなく,自家作用によって,自分で自分を裁くことになります.そのときの判決の基準は地上で何を考えたかでもなく,何を信じたかでもありません.世の中のためにどれだけ自分を役立てたかということです. 

『シルバーバーチの霊訓 第七巻』 p. 87.



死んだら,閻魔大王の裁きを受けて,天国に行くか地獄に落ちるか決まるのではありません.守護霊の導きによって,自分の一生を振り返ると言われます.

その後,幽界の最上部(サマーランド)に達するまでしばらくかかり,そこに到達しなければ霊界へは入れません.幽界上層部に達する時間だけをとってみても個人差があります.

どんなに一生懸命生きた人でも,必ず何らかの後悔が残るものですが,たましいの成長が永遠のものならば,それも当然なのでしょう.


54 もともと霊的存在

 ・・・私たち霊界の者にはもはや肉体はありません.ですから,民族,国家の別,肌の色,教義,階級の違いの観点から物事を処理することはしません.
 人間がとかくこだわる境界線とか制限区域とい云った観念にはとらわれません.全人類を神性という共通の要素をもった霊的存在としてみます.一人一人が全体にとって無くてはならぬ存在なのです.
 肉体が死ぬと人間は霊界の存在となり,地上的束縛のすべてーそれまで自分の本来の姿を見る目を曇らせてきたもの,無意味な残酷さへ追い立ててきた狭量さ,長いあいだ地上のガンとなってきたケチくさい不寛容精神と利己主義のすべてをかなぐりすてます.
 大切なのは,あなた方はもともと霊的存在であり,果たすべき霊的宿命をもってこの地上にあるという認識です.ですから,これからの新しい時代は霊的真理を土台として築かなければなりません.証拠をもって立証されたという意味において真理といえるものを土台としなければなりません.(その霊的真理から生まれる)寛容精神と善意と愛と奉仕精神と協調心をもって臨めば,地上に恒久的平和と調和のとれた世界を将来することができるでしょう.ふるい概念にとらわれ,憎み合い,国家間の不和,民族と肌の色と階級の違いにこだわり続けているかぎり,地上に戦争のネタは尽きないことになります.戦争は,とどのつまりは,憎悪と利己心と物質的な私利私欲から生まれるものだからです

『シルバーバーチの霊訓 第七巻』 pp. 43-44.


スピリチュアルなものの捉え方が主流になるような方向に,この世の全てのことが進んでいる,と感じられるような出来事が,日本だけをみても,日々起こっています.

10/04/2009

To be free

To be free is to gain the knowledge necessary to loose the bonds that bind one, whether they be mental, physical, or spiritual (1215-8).


自由になることは,自らを縛る枷(かせ)を弛めるのに必要な知識を得ることであり,その知識は,精神的,肉体的,もしくは霊的なものである.

Story of Karma. 

エドガー・ケイシーによるライフリーディングからの引用です.
人は誰しも,さまざまな「偏見」を抱いています.単純な例を挙げると,お金がなければ幸せではない,美しくなければ異性から愛されないだろう,とか,優秀でなければ人間として価値がない,などです.偏見の種類は実に様々ですが,それらはすべて「物質的な価値観」というカテゴリーで一括りにできるでしょう.
 

こうした物質的な偏見・とらわれを抱えている限り,人は本当の意味で幸せになることができません.例えば,お金がないと幸せではないと考える人は,経済的に苦しいと不幸感を抱いてしまいます.自分の容姿に引け目を感じて,そのために異性運が悪いと考えているとすれば,その人はいつまでたっても自分に相応しい出会いを掴むことができないかもしれません.優秀でなければだめだ,と思う人は,人に対して常に競争心を抱くことになり,友情を培うこともままならないでしょう. 

本物の幸せを感じるためには,こうした数々の本質的に意味のない偏見から解き放たれて,より自由になることが必要です.そのためにはさまざまな知識を得ることだ,と抜粋では述べています.お金がなくても心豊かに生きることは十分に可能ですし,ひとの心に本当に訴えるものは,見た目の良さではありません.まして,学校の成績や仕事上の業績がひとりの人間の価値を決定づけてしまうことなどありません.「真実」を知ることで,自分自身を縛る「意味のない呪縛」から解き放たれます. 

こうした知識は,書籍から得ることもありますし,知人・友人の言葉の中にあって気づかされるかもしれません.実体験を以って学ぶ場合も多くあります.そして,最終的に行き着くべきは霊的真理です.死は全ての終焉ではなく,いのちは肉体の死を越えてなお存続すると知れば,さまざまな体験を通じて-どれほど苦しくても-地上人生を有意義にまっとうすることができます.

Not the act but the motive

As always, it is not the letter but the spirit that matters; not the form but the substance; not the act but the motive.

Gina Cerminara (1950).  Many Mansions: The Edgar Cayce Story on Reincarnation. p. 127.

いつもそうだが,大切なのは文面ではなくその精神であり,形ではなく内容であり,行為ではなくその動機である.



人間はとかく表面的なものに目が向きがち.そのため,物事の本質を見失うことがよくあります.外に現れたものではなく,その背後にあるものを見ようと努めることが肝心です.



51 神とは法則

何を根拠にしようと,神が自国に味方するかのように想像してはなりません.神とは法則なのです.
 あなたが正しいことをすれば,自動的にあなたは自然法則と調和するのです.窮地に陥ったあなた一人のために,どこか偉そうな人間的な神さまが総力をあげて救いに来てくれるような図を想像してはいけません.


『シルバーバーチの霊訓 第七巻』  pp. 79-80.


ある日の交霊会で,第二次大戦が話題となり,出席者の一人から出た,ダンケルクでの英国軍撤退作戦がスムーズにいったのは神が味方してくれたからかとの質問に対して,シルバーバーチが答えて述べた一節です.

神とは最高の自然霊です.地上人生を経験したことのある人霊ではありません.したがって,髭を生やした仙人のような存在ではありません.

地球上に限らず,大宇宙で起こるありとあらゆることは因果律に従っています.どのようなことも必ず原因があって,それに相応しい結果があります.

50 解決できない問題はない

自分の力で解決できないほどの問題に直面させられることは決してありません.克服できないほどの困難というものは絶対に生じません重過ぎて背負えないほどの荷物というものは決して与えられません.しかも,あふれんばかりの自信に満ちた雰囲気の中で生きていれば,霊界から援助し,導き,支えてくれるあらゆる力を引き寄せることになるのです.

『シルバーバーチの霊訓』 7: 31.



記事,NOTHING IS THE END OF THE WORLD  も参照ください.



読みたい本(7)

  千賀一生。『ガイアの法則』ヒカルランド。 いまの時代に読むべき必読書です。 正・続2冊ありますが、1冊目の裏表紙に印刷されている言葉を以下に紹介します: 宇宙に,聖なる16ビートが存在することを告げるガイアの法則— 新型コロナとの驚くべき精緻なる関係性も明らかに! 地球の歳差...