5/04/2010

マリッジブルーの意味

 結婚を控えた人のなかに,急に不安になったり,「やっぱり結婚するの,やめようかな」などと心が揺れる人がいます.いわゆるマリッジブルーですが,こうした思いを抱く人の前世を視てみると,許婚がいて結婚したけれど,結婚して姑とうまくいかなかったとか,夫と合わなかった,夫から横暴な扱いを受けたなど,いろいろと苦労をしてきた過去が視えることがあります.すべてではないのですが,過去の結婚で苦い思いを味わったために,今の人生において結婚するときにも,「本当に結婚してもいいんだろうか.大丈夫だろうか」と不安になってしまうのです.
 前世を考えると,今とはまったく時代背景も異なります.とくに前世を女性で生きたたましいにとっては,結婚はまさしく一大事で,それによって人生が決まってしまうようなところもあったでしょう.それに,自分の意志で結婚相手を選べることなどまずなかったでしょうから,どんなにつらくても耐えるしかなかったのです.
 そうした前世を経ているからこそ,「今度こそは,悔いのない結婚をしたい」「夫婦,二人三脚で歩いていきたい」とあなたは望み,強い意欲を持って産まれてきたのです.前世でつらい経験をしていると「もう結婚したくない」と思ってしまう場合もあるかもしれませんが,実は,仮にそう感じたとしても,たましいのほうはむしろ反対に,「次は乗り越えたい」と前向きに結婚をとらえていることのほうが圧倒的に多いのです.こうしたたましいは,結婚しても,相手に依存しない生き方をしたい,お互いに束縛せず自立した夫婦でありたいと志しています.
 つまり,本当に幸せな結婚とは何かを真剣に考えるあまり,マリッジブルーに陥ることもあるのですが,それ自体は,べつに悪いことではありません.感情でうかれて決めるのではなく,冷静に理性で判断して,ときには「本当に大丈夫かな」と立ち止まるくらいの慎重さが,本来は誰にとっても必要です.結婚前に,疑問を感じたり,ためらいが生じることがあったら,その気持ちにフタをしてはいけません.それが,たましいからのサインかもしれないからです.じっくり分析し,自分のなかでゴーサインが出てから話を進めても遅くはありません.


江原啓之『トラウマ あなたが生まれてきた理由』 pp. 172-4.



この他に,周囲から結婚を反対されるケースについても説明が載っています.自分の気が進まないことや,親きょうだいから反対されることが,その結婚を辞めるべき,というメッセージとは限らないことがわかります.

どんなことにも必ず意味があります.その意味を自ら探りあてようとすることが重要です. 

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