3/17/2013

1パーセントの愛

厳しくされ,期待も負わされてきたけれど,愛された思い出もたくさんあるはずなのです.
 その思い出がすぐにも忘れてしまいそうなささやかなものばかりで,たとえ1パーセントの愛にしか思えなかったとしても,その1パーセントの大切さに気づかなければいけません.1パーセントの愛情に気づけない人は,100パーセントの愛情にも気づけないのです.
 いつも100でないとだめと言っていたら,いつまでたってもゼロのまま.
 20ある,30あると,つねに感謝できる人だけが,愛の電池を100パーセント蓄えられる人であり,幸せになれる人なのです.


江原啓之 『スピリチュアル人生相談室』 p. 101.

3/09/2013

「焦らない」の意味

 人生では,「自分で状況を変えようと努力する」ということと同じくらいに,「与えられた状況に抵抗せずに,素直に受け入れる」ということも必要のようです。むしろ,その両方の判断やバランスの取り方こそが,人生における学びのテーマのひとつであると言っても良いでしょう。なぜなら,与えられた状況の中に,今回の人生でどうしても経験しておくべき課題が,予定通り順調に含まれているからです。
 その意味で,「あせらないで,起きてきたことを受け入れること」も,人生を順調に生きていくうえで,必要なテクニックなのではないでしょうか。「あせらない」というのは,「何も努力しないで放り出しておく」という意味ではなく,「ベストは尽くしながらも,理想的な結果を早急に求めないで,大らかな気持ちで新展開を待つ」という意味なのです。

飯田史彦。『ソウルメイト』 pp. 91-92.



いわゆる「忍耐」や,「委ねる」こととも通じるものがあります。

前向きに努力しているなら,いま自分に起こっていることや置かれている環境は,自分にとって最善であり,必要な全てであると思ってみることで,無益な悩みが減るかもしれません。



3/08/2013

曙のごとく

曙の薄明かり。

夜明けは徐々に始まる。

いきなり夜が明けることはない。

そのように

ものごとは徐々に

好転していくものです。



3/03/2013

目には見えなくても

だれも一人ではない。

自然の中には

多種多様な精霊たちが宿っていて

ひとは自然に生かされている。

目に見えないものたちと,

目に見える者とが共存している。

目に見えないからいないと

決めつけないように。

3/02/2013

競争心の起源

人はそれぞれ自分が本当に自己実現していく方法を探求する必要がある.真の自己実現とは,報酬は少なくともより創造的な自由や満足を与えてくれる地位につくといったように,心の命ずるところに従うために物質的犠牲を払うことによって達成される事が多い.あるいは自分が心から求めることをなし遂げるために,たいして名声も伴わないような分野の仕事をすることによって達成されることもあるだろう
 サラは,自分の値打ちと自分のしている仕事の価値とを同等に解釈することで,当時の社会のさもしい考えに屈服したのだった.高慢の度がすぎた彼女は,「より低い」地位の人間をとげとげしく批判した.これは彼女の魂にとってじつに不利なことであり,自分にも周囲の人々にも多大な不幸と不快をもたらした.要するに,彼女は霊的に卑小となり,みずからの成長を遅らせることになってしまったのである.これは現世でも,最終的に彼女が戻っていった魂の世界でも,明らかなことだった.
 この現象は英国の奉公人の階級だけに限らず,きわめて一般的な病弊のひとつである.あなたがたはそれを競争と呼んでおり,まともな人間に競争心は不可欠だと考えている.このような価値観は個々の人間からひいては学校や会社,国家といった大きな人の集まり全体に蔓延していく.やがてはこれが大きな形をとるようになって,一般に徳と信じられている強烈なナショナリズムな愛国心となり,戦争を生み出すのだ.だがそれは世間に横行する「自分は他人より上だ」という同じ悪しき信念を偽装したものにすぎない
 われわれはこのような態度にまったくうんざりしている.魂の領域に住むわれわれには,地上世界の不変の真理を見通すことができる.そしてあなたがたに,競争をめぐるこの考えがいかにばかげているかを,はっきり理解できるようになってほしいと願っている.どれだけ多くの人間が,この考えのために身をほろぼしたことか!その根底にある論理とは,富や食糧や愛情が全体にいきわたるほど十分ではないので,自分の分を確保して安心するために互いに戦う必要がある,というものだが,これはまったくの間違いだ.ごく基本的には,競争心は宗教的な方向感覚の弱さ,すなわち信仰や高尚な目的の欠如の表れなのだ.人間の精神構造の低さがゆえに競争心が生じるのである


ラドン『輪廻を超えて』 pp. 151-2.



サラとは20世紀初頭,英国に生きた女性で,ある屋敷で召使として勤め,コックの地位にまで昇りつめた優秀な女性でした.

人より優位に立ちたい,(主に肩書きや仕事の面で)尊敬されたい,といった動機は別の言葉で言えば,野心,つまり「名誉欲」です.名誉欲に駆り立てられてするのでは,どれほど努力しても「本当の意味で」優れた仕事はできません.それはどの分野でも同じです.自分を駆り立てる「真の」動機が何であるか,冷静に客観的に見つめることが必要です.

最後に述べられているのは,霊性が低い(たましいが幼い)人ほど,人と競争したがるものだ,ということでしょう.

2025年は大きな転換期

2025年7月5日(土)の早朝(夜明け前),フィリピン沖の海底火山が噴火して,周辺国と日本の太平洋沿岸に巨大津波(120mほど)が押し寄せ,国土の1/3から1/4 が津波に呑まれる,という予知情報があります。最初にこれが注目されたのは,下にも関連動画のリンクを貼っていますが,たつ...