世の中には人の数だけ苦しみがあり
悲しみがある。
自分たちだけが苦しんでいると思わないで欲しい。
同じ苦しみを背負う仲間に出会えたことだけでも
大きな恵みと考える。
そして,異なる重荷を背負う人々に対しても
できるだけ共感的であるように。
苦労の経験別にグループ分けする姿勢は
神を学ぶ者にふさわしくありません。
同じ苦しみを抱えた仲間と出会えたということは,共感し合える仲間に恵まれた,ということ。仲間がいるということは大きなことです。なぜなら,「共感は癒す」からです。世の中には,共感を得られない苦しみもたくさんあることを知ってください。
同じ痛みを知る人々で集まって体験を共有し,痛みを和らげることも,しばらくの間は前進の手助けになることでしょう。しかし,人生で起こること,とりわけ大きな困難には,それに匹敵する大きな深い学びがあるもの。気づきを得るためには,いつまでも同じ場所に留まり,ただ傷を舐め合っていてよいはずがありません。そうした傷の舐めあいは,最終的に足の引っ張り合いに終わる可能性が高いものです。「所詮,体験者にしかわからないこと。部外者には理解してもらわなくて結構です」と言って,自分たちほど大きな不幸を味わった人間はどこにもいない,といった雰囲気の中で,内輪で固まっているうちはいかなる進歩も望めないのではないでしょうか。自己憐憫は,本当に霊性の高い人の態度ではありません。(ちなみに,霊性が高いことを夢で教えて貰えるということも,あまり聞きません。自分でそう思いたいだけではないでしょうか。)
それでは,しかし,何のためにスピリチュアリズムを学んできたのですか?と疑問に思います。果たすべき役目とは,もう少しスピリチュアリズムに立脚したものであるべきではないのでしょうか。(スピリチュアル・ヒーラーの資格取得を公言する一方で,スピリチュアリズムに関して批判的な文章を掲載することも,明らかな自己矛盾で,浅薄です。また,霊能者も,中途半端な援助であれば,すべきではなかったでしょう。)
キサー・ゴータミーの記事とベートーベン不滅の恋人の記事はいずれも,個人的な悲しみを乗り越えて(或いは,痛みに耐えながら)前進するように告げています。尤も,ゴータミーは非常に優れたたましいの持ち主だったようですから,誰もが彼女のように急速に悟りを開けるわけではないでしょうが。
誰が正義か否かといった狭い話ではありません。客観的かつ冷静に,そしてできるだけ広い視野で,自分の置かれた立場を見つめ,社会を見る努力をしていただきたいと思います。
1/26/2014
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