2/07/2015

スピリチュアル・ブックス 6

(17) 『トルストイ民話集 人はなんで生きるか 他四篇』 中村白葉訳。 岩波文庫。

ロシアの文豪トルストイの晩年の短編小説が収められています。ロシア地方に伝わる伝説や民話を題材とし,民衆にわかりやすい表現で,理解しやすい作品に仕上げたものということです。

ベースにあるのは,キリスト教信仰ですが,中核にあるもの―信仰心と同胞への奉仕―は,スピリチュアリズムと何ら変わりがありません。

ストーリーも登場人物もシンプルで,わかりやすく,どの作品も読後に心が暖かくなるものばかりです。四話で178ページと分量も少なめです。

特に,最後の作品,「二老人」は,現代の我々の姿とも重なるところがあり,内省材料として大いに資するストーリーではないかと思います。







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