6/24/2009

欲望の紐

人間は死後に自分を待っている永遠の観点から生きなければならない.従って,物質的な享楽への執着から離れる必要がある.食事は活力を得るためであるし,贅沢は,社会的地位に見合った程度にとどめるえきなのだ.生まれつき備わっている嗜好や傾向性も,理性によって制御されなければならない.そうでなければ,浄化されるどころか,ますます物質的になってしまうからだ.欲望は紐のように人間を締めつけるものだ.欲望をつのらせて,その紐をさらにきつく締めてはいけない.

カルデック 『天国と地獄 II』 p. 103.


原油価格の高騰による食料品等の物価上昇や,金融危機などによる経済悪化のため,企業でも家庭でもムダをなくし,消費を抑えようとする動きが出てきたことは,本来の視点から見れば,むしろ良いことです. 日本は戦後,短期間で急速に経済発展を遂げ,生活が豊かになって,物質的・唯物的な生き方に傾き過ぎてしまいました.地球温暖化もそのひとつの帰結でしょう.今の,物質的に行き過ぎた生き方を改めなさい,という呼びかけが,地球のあらゆる場所に届いているように感じられます. できるところから,もう少しだけ簡素な生活へと改めていきましょう.
 

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