10/10/2010

空が空

空が空 (作詞・作曲: 川村結花 唄: 中孝介)

歌詞はこちらからご覧いただけます。



中孝介さんの歌には,スピリチュアルなメッセージ性の強く感じられるものが多くあります.「空が空」もそういう歌のひとつだと思います.

「あなた」という人間はたった一人しかいません.この世の物質的価値観で,自分を狭く規定する必要は全くありません.

私たち一人ひとりに届けられる高次のメッセージとして聴いてみると,深く心に染み入ります. 

9/16/2010

認知症

 私は「肉体はクルマ,たましいは運転手」と言っていて,「認知症」を必要以上に悲しむことはないと思っています.たましいは何も変わっていません.たとえ暴言を吐くとしても,ガタがきたのは肉体だけ.右へ作動すべきものが左へ行ってしまうようなパーツのトラブルにすぎないのです.
 たとえば古い自動車は,お金をかけてしょっちゅう修理しても,突然エンジンがかかわなくなったり,ヘッドライトがつかなかったりと,トラブルが続出します.いわばそれが認知症というもので,それ自体は必要以上に悲しむことではないのです.
 たとえば,暴言を吐いたりするのは,よほど心に溜めていたものがある人です.徘徊する人は,人生の中でよっぽど逃げたいことがあった人.本当はイヤだった,けれども子どもがいるから辛抱してきた,そういうことが表に現れる.異物を食べる人は,食べることに苦労してきた人です.
 そういうウミが最後に出せるんだから,「これも幸い」というとらえ方をすればいいのです.変に持ち越して執着するよりも,今のうちに全部吐き出してしまうほうが楽です.家族はショックを受けるより,「そうか」と気づいてあげればいいのです.「お母さんにもこういうことがあったんだ」「お父さんはこうだったんだ」「あんなに品のいいおばあちゃまだったのに,腹にすえかねることがあったんだね」と.


江原啓之 『スピリチュアリズムを語る』 pp. 124-5.



認知症は「脳の病気」であって,それ以上でもそれ以下でもない,という見方は間違いではありませんが,やや不十分な捉え方と言わねばならないようです.最近の研究で,病いによって失われてしまう機能がある一方で,失われずに保たれている機能もあることが明らかになっています.保たれている部分というのは「感情」ですが,これはまさしく魂と直結する部分であり,引用文の内容と符合するものとなっています.

認知症を患う人の感情を認め,受け入れ,受けとめることで,興奮状態など,これまで介護者を悩ませていた症状の一部が劇的に改善したケースが数多く報告されているとのことです.どのような症状が出ようとも,患者さんをひとりの人間,ひいては「たましい」として,尊重し,思いやる態度が求められ,試されている,ということかもしれません.

病気から教わるのは,患者だけではないようです.

認知症は,その特有の症状(普通の会話が成立しなくなったり,理解不能な言動をとるなど)によって,本人よりも(特に介護する)家族ー主に配偶者や子供ーの精神的な負担や苦しみが,他の病気に比べると,強く感じられやすいかもしれません.

どんな出来事にも必ず原因があります.「本当の」原因は何かを知ると,より前向きに対応できるようになるかもしれません.

「真実」を知ることによって,「不必要に」嘆き悲しんだり,振り回されることが減って,「正しく」悩み,苦しんで,学びを得ることができます.

Conflict from inner sources 内面の葛藤

As man advanced on the evolutionary scale, however, his conflicts rose more and more from inner sources.

しかしながら,人間は進化するにつれて,葛藤はますます内面から生じるようになったのです.

Gina Cerminara.  Many Mansions, p. 239.


人が経験する苦労は様々ですが,病気,お金,人間関係,心労にざっと分けることができるでしょう.大抵の場合,この中のどれかひとつだけということは少なく,病気とお金,人間関係とお金と精神的な苦労,などというふうに組み合わさることが多いはずです.苦労の中では,肉体的苦痛,精神的苦痛,金銭的打撃を伴う病気こそが一番大変で,精神的な苦労は所詮,心の持ちよう一つでなんとでもなる,として軽視する人がいますが,それは正しくありません.引用はそのことを裏付けていると思います.
歴史を振り返ると,病床にあっても偉業を成し遂げた偉人は少なくありません.病床で看護制度の礎を築いたナイチンゲールなどはその代表的な例でしょう.また,お金の苦労は,大なり小なり誰にでもつきものです.お金持ちは苦労がなくて,貧しい人こそ大変だ,というのは余りにも単純すぎる捉え方です.お金があるが故に,人間関係で気苦労が絶えなかったり,借金の保証人になって無一文となり,しまいには一家離散に追い込まれた,といった話はよく耳にします.自殺するのも,肉体的な苦痛というより,いじめられていたのに誰も助けてもらえなかった,もしくは助けを求められず一人で苦しんでいた,とか,リストラされ,家族ともうまく行かなくなって,絶望した等といった精神的な理由が引き金になる人々が多いことを考えれば,孤独感の深刻さが伺えます.


故ダイアナ妃は,マザー・テレサ(およびヨハネ・パウロII世)と縁の深いたましいであるという見方があり,霊性の高い方だったようです.実際,36年の生涯において,彼女は王室へ入る前も,入ってからも,多くの苦難に直面しました.幼少期には両親が離婚し,親には愛されなかったと感じていました.婚約公表前からメディアに容赦なく追い回され(当時住んでいたフラットの向かいに部屋を借りたジャーナリストが,望遠鏡で彼女のプライバシーを覗いていたこともある),結婚式の直前にチャールズ皇太子とカミラさんの関係を知ったものの,結婚を取りやめるには遅すぎる.結婚前は好意的だった王室の人々の態度も結婚後には一変し,彼らの期待通りに振る舞えて当然,そうできなければ批判される.メディアで取り上げられることといえば,髪型やらファッションの話題が中心.目だった行動をとればありもしない事実へ曲解されては記事にされる.公務にあたれば,チャールズよりも人気があったことから,夫からは嫉妬され,彼女の意に反して,別々に公務を行う羽目になる.その一方で,夫が婚約前から懇意にしていた女性の影に悩まされ続ける.婚約時代に発症した拒食症には本人も周囲の人々も理解がなく,治療開始まで10年もかかり,二人目の王子の誕生は,女の子を切望していた夫からあからさまに落胆されるなど,ここには全て書ききれないほどです.しかし,真実を知りもせず,知ろうともせず,上辺でしかものを判断しないメディアや世間には彼女の苦しみなど想像もつかなかったことでしょう.私の知人にも「彼女ってわがままなんでしょ?」と言っていた人がいます.しかし,アンドリュー・モートン氏の著書,Diana--Her True Story In Her Own Words (生前,ダイアナ妃自身のインタビューに基づいて書かれた伝記の完全改訂版)や,死後,アメリカのテレビ局によって明らかにされた彼女の人生は,世の人々の勝手な憶測とは非常に異なるものでした.幼少期から愛を得ようとして得られなかった孤独感や心の葛藤,夫の不貞による苦しみや,まるで宮殿に幽閉されたかのような半生は,非常に苦労の多いものだったのではないでしょうか.

彼女がこの度の転生において果たしかったであろう事のひとつは,我が身を呈して(彼女が苦しんだ拒食症や夫婦関係の破綻はいずれも幼少期における愛の不足に原因があるとされる),「愛の大切さ」を世の人々に伝えることだったかもしれません.同時に,癒し手として,愛の力で,いわゆる恵まれない人々を癒すことでもあったでしょう.彼女は死後もなお,地上の様々なメディアを通じて愛の尊さを訴え続けています.(比較的若くしてこの世を去った人々は,あの世から地上に働きかけ,活動を継続することがあります). 内的な葛藤に大いに苦しむ人は,往々にして高い霊性を備えている好例かと思います.(さらに,霊性の高い人々は,自ら高い目標設定をして生きるプログラムを選ぶ傾向が強いようです.というよりも,大人であるがさらなる成長のためにハードなプログラムに挑むし,やり遂げられるともいえます.)

病いの苦しみは精神的な苦しみを伴います.しかし,多くの場合,面倒を見てくれる人がいますし,身体が病んでいるからといってたましいまで病気ということはありません.健康でありながら心が孤独であり,苦しみがあって,しかも,それを誰にも理解されないことも,大きな苦労だと言えます.

いずれにせよ,自分の苦労を尺度にして他者の苦しみを測ることは不適当であり,不可能です. 

8/15/2010

我々はみな仲間

 誰一人,他の人より偉大な人はいない.すべての人は平等であるということを理解しなさい.またそう感じなさい.他の人々を助けなさい.我々はみな同じ一つの船を漕いでいる仲間同士なのだ協力してオールを引かなかったら,この世は恐ろしく孤独な場所になってしまうだろう

ホイットン,フィッシャー著 片桐すみ子訳 『輪廻転生』 p. 258.



戦後65年を迎えた今年,NHKでは今週ずっと戦争関連の番組を放送していました.

インタビューに答える戦争体験者の方々は,みな異口同音に「戦争は二度と繰り返すべきではない」と語ります.

それはなぜか.国や人種が違っても,人類はみな仲間で,みな神の子だからです.「競争」ではなく「協力」こそが大切なことだ,と引用では述べられています.切磋琢磨は良いことですが,その先にあるものが協調や他者への貢献でなければ本末転倒です.

戦争根絶のために最も大切なこと―それは,私たちひとりひとりの心が満たされて平和になること,内なる平和を維持し続けるような努力を各自が積み上げることです.戦争とは,言い換えれば規模の大きな「喧嘩」です.大きなことは小さなことの積み重ねでしか達成できないからです.

5/29/2010

平等の意味

 「あなたはいつも,すべての人は平等だと言っていますが,それは明らかに事実と相反していると思います.徳の高さ,自制心,財産,権力,才能,知識,数学の実力など,どれも不平等ではないですか?」
 答えはたとえ話で返ってきた.
 「それはいわば大きなダイヤモンドが,それぞれの人の内にみつけられなければならないということなのだ.直径が30メートルの大きさのダイヤモンドを想像してみなさい.そのダイヤモンドには一千個の面があるが,そのどれも,泥や油でまみれている.一つひとつの面がキラキラと輝き出し,虹の光を反射するようになるまで磨いてゆくのが,魂の仕事なのだ」
 「今,ある人々は,己れのダイヤモンドの面をきれいに磨いて,キラキラと輝いている.またほんの少しの面をやっと磨いただけの人もいる.そのためにまだあまり輝いてはいない.しかし,どの人もその胸に一千個の輝く面を持つダイヤモンドを持っているのだ.そのダイヤモンドはどれも完全で一つの傷もない.人々の間の差は,ただどれくらいの面をすでにきれいにしたかということだけなのだ.しかし,どのダイヤモンドもすべて同じで,しかもすべてが完璧なのだ
 「すべての面が美しく磨き上げられ,虹の光の中で輝いている時,ダイヤモンドは本来の純粋エネルギーへと戻ってゆく.光だけが残る.それはまさに,ダイヤモンドがつくられるまったく逆のプロセスであり,すべての圧迫が解放されるのだ.純粋エネルギーは光の七色の中に存在する.そして光は意識と智恵をもっている


ホイットン他 『輪廻転生』 pp. 258-9.


可能性としてあるダイヤモンド自体は完璧ですが,すべての面が磨かれていなければ,まだ完全なタイヤモンドとは言えないでしょう.完全なダイヤになる可能性は,すべての魂に平等に与えられている,ということだと思います.

誰もが持つ「神性」が,このダイヤモンドに相当します.

進歩の代償

 進歩の代償はつねに試練と困難である.魂が成長するにつれ,人生が次第につらいものになっていくのは,まさにこのためなのである.

ホイットン他 『輪廻転生』 p. 66.



苦労,苦難なくして,魂は成長できません.成熟した魂は,さらなる成長を目指して,高いハードルを自らに課し,挑みます.そして,苦しみもがきながらも,何とかやり遂げていくものです.

しかし,その苦しみは地上に在る時だけのこと.一回につき,たかだか数十年にすぎません.本来の姿に戻れば,地上で経験するようなつらさは全くありません.よほど邪悪な性質の魂か,迷える魂でなければ,ですが.

そして,基本的に,たましいは成長を強く望むものです.神に少しでも近づきたいと願うものなのです.それが私たちの「本来の」性質です.

霊格を高めたければ,自ら進んで困難な人生を設定し,それをやり遂げるしかありません.この殺伐とした地上にあって,涙を流し,汗を拭い,歯を食いしばって修行を完遂してはじめて,光は輝きを増し,たましいは進化するのです.

5/04/2010

マリッジブルーの意味

 結婚を控えた人のなかに,急に不安になったり,「やっぱり結婚するの,やめようかな」などと心が揺れる人がいます.いわゆるマリッジブルーですが,こうした思いを抱く人の前世を視てみると,許婚がいて結婚したけれど,結婚して姑とうまくいかなかったとか,夫と合わなかった,夫から横暴な扱いを受けたなど,いろいろと苦労をしてきた過去が視えることがあります.すべてではないのですが,過去の結婚で苦い思いを味わったために,今の人生において結婚するときにも,「本当に結婚してもいいんだろうか.大丈夫だろうか」と不安になってしまうのです.
 前世を考えると,今とはまったく時代背景も異なります.とくに前世を女性で生きたたましいにとっては,結婚はまさしく一大事で,それによって人生が決まってしまうようなところもあったでしょう.それに,自分の意志で結婚相手を選べることなどまずなかったでしょうから,どんなにつらくても耐えるしかなかったのです.
 そうした前世を経ているからこそ,「今度こそは,悔いのない結婚をしたい」「夫婦,二人三脚で歩いていきたい」とあなたは望み,強い意欲を持って産まれてきたのです.前世でつらい経験をしていると「もう結婚したくない」と思ってしまう場合もあるかもしれませんが,実は,仮にそう感じたとしても,たましいのほうはむしろ反対に,「次は乗り越えたい」と前向きに結婚をとらえていることのほうが圧倒的に多いのです.こうしたたましいは,結婚しても,相手に依存しない生き方をしたい,お互いに束縛せず自立した夫婦でありたいと志しています.
 つまり,本当に幸せな結婚とは何かを真剣に考えるあまり,マリッジブルーに陥ることもあるのですが,それ自体は,べつに悪いことではありません.感情でうかれて決めるのではなく,冷静に理性で判断して,ときには「本当に大丈夫かな」と立ち止まるくらいの慎重さが,本来は誰にとっても必要です.結婚前に,疑問を感じたり,ためらいが生じることがあったら,その気持ちにフタをしてはいけません.それが,たましいからのサインかもしれないからです.じっくり分析し,自分のなかでゴーサインが出てから話を進めても遅くはありません.


江原啓之『トラウマ あなたが生まれてきた理由』 pp. 172-4.



この他に,周囲から結婚を反対されるケースについても説明が載っています.自分の気が進まないことや,親きょうだいから反対されることが,その結婚を辞めるべき,というメッセージとは限らないことがわかります.

どんなことにも必ず意味があります.その意味を自ら探りあてようとすることが重要です. 

読みたい本(7)

  千賀一生。『ガイアの法則』ヒカルランド。 いまの時代に読むべき必読書です。 正・続2冊ありますが、1冊目の裏表紙に印刷されている言葉を以下に紹介します: 宇宙に,聖なる16ビートが存在することを告げるガイアの法則— 新型コロナとの驚くべき精緻なる関係性も明らかに! 地球の歳差...