11/22/2010

仕事の学び

 あなたの仕事は何ですか?見た目や肩書きではなくて,あなたがたずさわっている仕事の内容を,魂の目であたたかく見つめて見ましょう.(中略)
 私たちは仕事を通していつも自分を学び,自分を知ってゆきます.
 たとえば今かかわっている仕事は,あなたが惹かれる内容ではなく,やりたいわけではないけど仕方なくやっている―という場合もあるかもしれませんね.好きと仕事が一致しているほど幸福な事はありませんが,きっと多くの天使さんは,そこへ向かうプロセスの途中にいらっしゃるかもしれませんね.
 今の状況,それすらも偶然ではないんです.あなたがかかわっている仕事が持っている本質のエネルギーは,必ずあなたにとって必要であり,あなたの魂の目的に必要な世界がそこにあります.
 苦手はことを超える資質,どんな人とも仲よくなれる資質,人をまとめる,人が見逃すアイディアを形にする,小さなことでもりっぱに成就するなど,私たちのかかわる仕事には,あなたの魂の目的を成就するための気づきと成長が溢れています.
 それを見つければ,あなたの持つエネルギーがわかります.
 すべての仕事は,完璧なタイミングで,必要だから与えられているのです.


姫乃宮 亜美 『優しい光の招待状』 pp. 278-9.



働くことは,自分の成長のためでもあり,全体に貢献するためでもあります.

楽しく働こうとすることは結構ですが,それが,「嫌なこと(人)は回避して」という意味合いであるとすれば,的を射損ねていることになります.少なくとも報酬を得ているわけですから,意に沿わないことにも「必ず何か意味がある」し,「自分にとって必要なこと」として謙虚に受け止めて,真摯に取り組む姿勢こそが,本当の意味で前向きな態度です.

仕事による学びのパターンは二つに大別されるかと思います: 1)過去生で培った才能・資質を活かして(またはさらに伸ばして)社会に貢献する; 2)今生で才能・資質を新たに培いながら貢献する.才能や資質の種類は多岐に亘ります.引用文にはそれら才能・資質の一部が紹介されています.1つめのパターンでも新たな学びが必ずあります.

いまは就職難で,内定がもらえない新卒の学生が増えています.仕事が見つかりにくい,または見つからないことにも意味があるでしょう.意味や学びは人により様々ですが,ひとつには,探す場所(業種,分野)の変更が必要な場合があります.つまり,軌道修正を促されているケースです.また,四苦八苦する中で,自分を見つめ直すことができます.大企業の方が中小企業より魅力的だ,といった物質主義的価値観に陥ってはいないでしょうか.さらに,人によっては,一定期間,正規の職が見つからないことが必要なケースもあります.忍耐の学びの時期かもしれません.意に沿わない状況でも,落ち込まず,自分を否定せず,乗り越えようとする前向きな気持ちが大切でしょう.

また,仕事が決まらない人々は,他の人達に就職支援の機会を提供していることになります.自らも学びながら,他者にも学びの場を与えているのです.その意味でも,無駄は全くありません. 

11/12/2010

How Princess Diana lived ダイアナ妃の生き方

'Her public image is one of beauty, grace and caring.  Her private life is one of simplicity and humility.  She has time for everyone, the old, the sick and the deprived.'

ダイアナは公には,美,優雅さ,そして思いやりを表現していました.私生活は,質素で謙虚でした.そして,全ての人々,年老いた人々,病気の人々,貧しい人々のために時間を割きました.



Andrew Morton (1997).  Diana: Her True Story--In Her Own Words.Completely Revised Edition, p. 345.



ダイアナ妃の親しい友人の一人だった,Oonah Toffoloがダイアナ妃について述べた言葉です.彼女の地上人生を,簡潔ながらも,見事に表現しているようです.原文は現在形ですが,過去形として訳しました.

マスコミ報道は洋の東西を問わず,虚偽を伝えていることが多いものです.でも,マスコミだけが程度が低いのではなく,おそらく地上に生きる我々人間の多くが,マスコミに同調してしまう波長を持っているということなのだと思えますが,どうでしょうか. 

11/10/2010

To heal other people

"To heal other people, you have to suffer yourself."

他の人々を癒すためには,自分が苦しまなければなりません.

Mother Teresa





生前,マザー・テレサがダイアナ妃に直接伝えた言葉です.

自ら苦しんだ体験のない人は他者の痛みを知ることはできません.痛みがわからなければ,その痛みに共感し,癒すことができません.

ひとは,苦労がないことが幸せ,と考えがちですが,決してそうではありません.大人の魂ほど多くの修行を積み,苦しみを克服してきているので,人の心の痛みに共感できます.

楽観的であることは悪くありませんが,能天気は未熟さの表れかもしれません.

56 瞑想の効用

・・・忙しい時間のいくばくかを割いて,背後霊との霊的な交流をもつことを心掛けてくださると,背後霊はとても助かるということです.そして,これは何度も申し上げていることですが,背後霊とのつながりを求め,たとえ表面的には何の反応もなくても,霊的にはかならず何かが起きているのです.
 (中略)心を空にして穏やかな気持の中で精神を統一するだけで十分です.
 その統一状態の中で霊の力が働くのです.そうした静かな精神状態というのが,物的生活に振り回されている騒々しさに一時的なストップをかけることになります.そのわずかな時間を霊性の開拓と,自宅内での霊的存在の認識へ向けたことになります.
 地上の人間は静かな精神状態をもつことの効用を十分に認識しておりません.私がよく申し上げているように,あなた方にとって無活動の時が私たちにとって活動の時なのです.あなた方が静かに受身の心でじっとしている時が私たちにとって一ばん近づきやすいからです


『シルバーバーチの霊訓 第七巻』 p. 101.



テレビやインターネット,携帯電子機器の普及で, 身の回りには常に音や情報が溢れています.電車に乗れば,乗客の大半は,携帯電話を見ているか,ゲーム機器を操作しているか,携帯音楽プレーヤーで音楽を聴いているか,居眠りをしているか(活字を読んでいる人もいますが)で,起きていて何もしていない人を探す方が難しい昨今です.人で溢れかえる都会で,知らない人と関わる煩わしさを避けたい気持ちはよくわかりますが,これはちょっと異様な光景です.

孤独を紛らわす手段には事欠きませんが,時にはあらゆる情報・ノイズをシャットダウンして,内なる声に耳を傾けることが必要だ,と引用は述べています. 

スピリチュアリズムに心酔しながら,瞑想に強い拒否反応を示す方がいますが,瞑想せずしてより正しく理解すること,理解を深めることは非常に困難ではないかと思います。


10/10/2010

空が空

空が空 (作詞・作曲: 川村結花 唄: 中孝介)

歌詞はこちらからご覧いただけます。



中孝介さんの歌には,スピリチュアルなメッセージ性の強く感じられるものが多くあります.「空が空」もそういう歌のひとつだと思います.

「あなた」という人間はたった一人しかいません.この世の物質的価値観で,自分を狭く規定する必要は全くありません.

私たち一人ひとりに届けられる高次のメッセージとして聴いてみると,深く心に染み入ります. 

9/16/2010

認知症

 私は「肉体はクルマ,たましいは運転手」と言っていて,「認知症」を必要以上に悲しむことはないと思っています.たましいは何も変わっていません.たとえ暴言を吐くとしても,ガタがきたのは肉体だけ.右へ作動すべきものが左へ行ってしまうようなパーツのトラブルにすぎないのです.
 たとえば古い自動車は,お金をかけてしょっちゅう修理しても,突然エンジンがかかわなくなったり,ヘッドライトがつかなかったりと,トラブルが続出します.いわばそれが認知症というもので,それ自体は必要以上に悲しむことではないのです.
 たとえば,暴言を吐いたりするのは,よほど心に溜めていたものがある人です.徘徊する人は,人生の中でよっぽど逃げたいことがあった人.本当はイヤだった,けれども子どもがいるから辛抱してきた,そういうことが表に現れる.異物を食べる人は,食べることに苦労してきた人です.
 そういうウミが最後に出せるんだから,「これも幸い」というとらえ方をすればいいのです.変に持ち越して執着するよりも,今のうちに全部吐き出してしまうほうが楽です.家族はショックを受けるより,「そうか」と気づいてあげればいいのです.「お母さんにもこういうことがあったんだ」「お父さんはこうだったんだ」「あんなに品のいいおばあちゃまだったのに,腹にすえかねることがあったんだね」と.


江原啓之 『スピリチュアリズムを語る』 pp. 124-5.



認知症は「脳の病気」であって,それ以上でもそれ以下でもない,という見方は間違いではありませんが,やや不十分な捉え方と言わねばならないようです.最近の研究で,病いによって失われてしまう機能がある一方で,失われずに保たれている機能もあることが明らかになっています.保たれている部分というのは「感情」ですが,これはまさしく魂と直結する部分であり,引用文の内容と符合するものとなっています.

認知症を患う人の感情を認め,受け入れ,受けとめることで,興奮状態など,これまで介護者を悩ませていた症状の一部が劇的に改善したケースが数多く報告されているとのことです.どのような症状が出ようとも,患者さんをひとりの人間,ひいては「たましい」として,尊重し,思いやる態度が求められ,試されている,ということかもしれません.

病気から教わるのは,患者だけではないようです.

認知症は,その特有の症状(普通の会話が成立しなくなったり,理解不能な言動をとるなど)によって,本人よりも(特に介護する)家族ー主に配偶者や子供ーの精神的な負担や苦しみが,他の病気に比べると,強く感じられやすいかもしれません.

どんな出来事にも必ず原因があります.「本当の」原因は何かを知ると,より前向きに対応できるようになるかもしれません.

「真実」を知ることによって,「不必要に」嘆き悲しんだり,振り回されることが減って,「正しく」悩み,苦しんで,学びを得ることができます.

Conflict from inner sources 内面の葛藤

As man advanced on the evolutionary scale, however, his conflicts rose more and more from inner sources.

しかしながら,人間は進化するにつれて,葛藤はますます内面から生じるようになったのです.

Gina Cerminara.  Many Mansions, p. 239.


人が経験する苦労は様々ですが,病気,お金,人間関係,心労にざっと分けることができるでしょう.大抵の場合,この中のどれかひとつだけということは少なく,病気とお金,人間関係とお金と精神的な苦労,などというふうに組み合わさることが多いはずです.苦労の中では,肉体的苦痛,精神的苦痛,金銭的打撃を伴う病気こそが一番大変で,精神的な苦労は所詮,心の持ちよう一つでなんとでもなる,として軽視する人がいますが,それは正しくありません.引用はそのことを裏付けていると思います.
歴史を振り返ると,病床にあっても偉業を成し遂げた偉人は少なくありません.病床で看護制度の礎を築いたナイチンゲールなどはその代表的な例でしょう.また,お金の苦労は,大なり小なり誰にでもつきものです.お金持ちは苦労がなくて,貧しい人こそ大変だ,というのは余りにも単純すぎる捉え方です.お金があるが故に,人間関係で気苦労が絶えなかったり,借金の保証人になって無一文となり,しまいには一家離散に追い込まれた,といった話はよく耳にします.自殺するのも,肉体的な苦痛というより,いじめられていたのに誰も助けてもらえなかった,もしくは助けを求められず一人で苦しんでいた,とか,リストラされ,家族ともうまく行かなくなって,絶望した等といった精神的な理由が引き金になる人々が多いことを考えれば,孤独感の深刻さが伺えます.


故ダイアナ妃は,マザー・テレサ(およびヨハネ・パウロII世)と縁の深いたましいであるという見方があり,霊性の高い方だったようです.実際,36年の生涯において,彼女は王室へ入る前も,入ってからも,多くの苦難に直面しました.幼少期には両親が離婚し,親には愛されなかったと感じていました.婚約公表前からメディアに容赦なく追い回され(当時住んでいたフラットの向かいに部屋を借りたジャーナリストが,望遠鏡で彼女のプライバシーを覗いていたこともある),結婚式の直前にチャールズ皇太子とカミラさんの関係を知ったものの,結婚を取りやめるには遅すぎる.結婚前は好意的だった王室の人々の態度も結婚後には一変し,彼らの期待通りに振る舞えて当然,そうできなければ批判される.メディアで取り上げられることといえば,髪型やらファッションの話題が中心.目だった行動をとればありもしない事実へ曲解されては記事にされる.公務にあたれば,チャールズよりも人気があったことから,夫からは嫉妬され,彼女の意に反して,別々に公務を行う羽目になる.その一方で,夫が婚約前から懇意にしていた女性の影に悩まされ続ける.婚約時代に発症した拒食症には本人も周囲の人々も理解がなく,治療開始まで10年もかかり,二人目の王子の誕生は,女の子を切望していた夫からあからさまに落胆されるなど,ここには全て書ききれないほどです.しかし,真実を知りもせず,知ろうともせず,上辺でしかものを判断しないメディアや世間には彼女の苦しみなど想像もつかなかったことでしょう.私の知人にも「彼女ってわがままなんでしょ?」と言っていた人がいます.しかし,アンドリュー・モートン氏の著書,Diana--Her True Story In Her Own Words (生前,ダイアナ妃自身のインタビューに基づいて書かれた伝記の完全改訂版)や,死後,アメリカのテレビ局によって明らかにされた彼女の人生は,世の人々の勝手な憶測とは非常に異なるものでした.幼少期から愛を得ようとして得られなかった孤独感や心の葛藤,夫の不貞による苦しみや,まるで宮殿に幽閉されたかのような半生は,非常に苦労の多いものだったのではないでしょうか.

彼女がこの度の転生において果たしかったであろう事のひとつは,我が身を呈して(彼女が苦しんだ拒食症や夫婦関係の破綻はいずれも幼少期における愛の不足に原因があるとされる),「愛の大切さ」を世の人々に伝えることだったかもしれません.同時に,癒し手として,愛の力で,いわゆる恵まれない人々を癒すことでもあったでしょう.彼女は死後もなお,地上の様々なメディアを通じて愛の尊さを訴え続けています.(比較的若くしてこの世を去った人々は,あの世から地上に働きかけ,活動を継続することがあります). 内的な葛藤に大いに苦しむ人は,往々にして高い霊性を備えている好例かと思います.(さらに,霊性の高い人々は,自ら高い目標設定をして生きるプログラムを選ぶ傾向が強いようです.というよりも,大人であるがさらなる成長のためにハードなプログラムに挑むし,やり遂げられるともいえます.)

病いの苦しみは精神的な苦しみを伴います.しかし,多くの場合,面倒を見てくれる人がいますし,身体が病んでいるからといってたましいまで病気ということはありません.健康でありながら心が孤独であり,苦しみがあって,しかも,それを誰にも理解されないことも,大きな苦労だと言えます.

いずれにせよ,自分の苦労を尺度にして他者の苦しみを測ることは不適当であり,不可能です. 

読みたい本(7)

  千賀一生。『ガイアの法則』ヒカルランド。 いまの時代に読むべき必読書です。 正・続2冊ありますが、1冊目の裏表紙に印刷されている言葉を以下に紹介します: 宇宙に,聖なる16ビートが存在することを告げるガイアの法則— 新型コロナとの驚くべき精緻なる関係性も明らかに! 地球の歳差...