真の信仰を身につける好機は全てのことが順調に行っている時ではありません.そんな時に信仰を口にするのは誰にでもできることです.暗黒の時に身につけたものこそ本当の信念といえます。
『シルバーバーチの霊訓』 3: 32.
既存宗教を批判するわけではありませんが,歴史を経て人間が大きく手を加えた宗教に限界があることは否定できません.完璧なものがこの地上に存在しないように,「100パーセント完全な」宗教も,少なくとも今の世には,存在しません.諸宗教の枠を超えたところにある,そして,さまざまな宗教がそこから出てきた大元である叡智,即ち,真理を求めることが,最終的には近道となるでしょう.
難病,借金苦,人間関係のトラブル,仕事上の困難など,人生にはさまざまな苦労があります.どのような苦労であれ,大きな困難を克服した人々が往々にして信心深くなるのは,人間の力だけではどうにも太刀打ちのできない問題に直面する為です.そういう経験を経てはじめて,人は人智を超えた存在を「悟る」ことになります.というよりも,そうした形でしか悟りは得られないないようになっているようです.
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