しばしば実に当を得た説明がなされる真理に,つぎのようなものがある。
物質界での人生は,魂にとって驚くべき試練である-うわべの姿があまりにも完璧に覆い隠されているため,その真の目的を見破ることができない。人生はいわば仮装パーティーのようなものなのだが,招かれた客は仮面の下の自分のアイデンティティをすっかり忘れ去っている。暗黙のうちに行われる試験では彼らが要求されるのは,仮装の下の自分たちの真の自己を確認することなのである。(中略)
ベールのあちら側でもこちら側でも,多くの魂が自分の任務や限界を正確に知らずに,物質界へと生まれてくることを選ぶ。すべてを理解していない時でさえもなお学習は行われるのである。
他の人の人生があなたからみて浅薄に見えても,その人を裁かないように気をつけよう。人は誰もが,それぞれちがったテンポの曲に合わせて行進しているのだ。
ジュディ・ラドン 片桐すみ子訳 『輪廻を超えて』 人文書院. pp. 177-178.
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