1/05/2011

愛という地図

愛という地図

歌詞:mavie  作曲:Hwang Se Jun, Park Hyo Shin唄 パク・ヨンハ

なんでそんなふうに 一人きり泣いているの?
なんで孤独だって 嘆き悲しんでいるの?
頼りないこの世界で 瞳閉じるたび,ほら
浮かぶ誰かの笑顔がひとつあればいい


見えなくなるまで手を振ってくれた何も聞かずただ笑ってくれた
ささやかな記憶が今 踏み出す勇気に変わるよ
暗闇の中 行き先は遠いけど


きっと愛という地図を持って
愛という旅に出よう
道なき道を行こう 
Someday振り向けば大事な誰かがそこにいるから
一人前を向いていける 忘れないで


人の言葉に何度も傷ついて
だけど人の優しさに救われる
誰だって一人きりで 生きてはゆけないってことが
一人になって 初めてわかったんだ


きっと愛という痛みだけが愛というキズナになる
たとえ離れていても 
Somewhere「ありがとう」ひとこと届ける代わりに今は
誇りにできるような日々を 生きてくから


きっと愛という地図を持って
愛という旅に出よう
道なき道を行こう 
Someday振り向けば大事な誰かがそこにいるから
一人前を向いていける 忘れないで




故パク・ヨンハさんのアルバム,『LOVE』 (2008) に収録されている曲です.

人との競争や物欲が蔓延する殺伐とした現代社会を生きていると,淋しくなることもありますし,実際,淋しい人が多いと感じます.でも,少し「瞳を閉じて」思い出してみて下さい.楽しい頃もあったのではないでしょうか.「浮かぶ笑顔がひとつ」はあるはずです.それは,子どもの頃に優しい微笑をくれたご両親,おばあさん,おじいさん,近所の人々やきょうだいの笑顔かもしれません.幼稚園や小学校へ出かけるとき,姿が「見えなくなるまで手を振ってくれた」おかあさんやお祖母さんが思い出されるかもしれません.泣いていたとき,落ち込んでいたとき,「何も聞かずただ笑ってくれた」近所のおじさんや,飼い犬やペットのネコがいたかもしれません.愛された「ささやかな記憶」を思い出すだけで,それは新たな一歩を「踏み出す勇気に変わる」ことでしょう.人生には暗闇を歩かなければならないこともあります.そういうときこそ,幼き日のこと,楽しかった頃のことを思い出してみて下さい.それは,過去を振り返る,という後ろ向きな態度とは別のものです.

人生とは,「愛」を学ぶための「旅」です.「道なき道」こそ,たましいにとって大きな成長のチャンス.誰もが「道なき道を行く」旅人です.旅路に連れがいないときでも,今まで受け取った「愛という地図を持って」いれば,愛の学びの旅を続けることができるでしょう.自分は決してひとりではないことを忘れないでいましょう.

旅の途中には,「人の言葉に何度も傷ついて」,旅を続けることが嫌になることがあります.でも,「人の優しさに救われる」こともあるでしょう.捨てる神あれば拾う神あり,です.そうやって人々は,支えあって旅を続けています.

傷ついたり,人から裏切られたりする痛みを知ればこそ,余計に人はひとを愛することができるようになります.傷ついた経験がなければ,愛が何なのかよくわからないままでしょう.傷つくからこそ,自分を愛してくれた人々の愛を知ることができます.自分を愛してくれた人々に恥じないように,感謝の意味も込めて,自分を「誇りにできるような日々を生き」ましょう.

スピリチュアルで,奥の深い歌詞です.疲れたとき,ふと淋しさを感じたときに,ぜひ心静かに聞いてみてください.

記事「道なき道」も参照ください.

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