1/12/2011

きっかけ

今年4月からリーディングを始めた。リーディングとは,「霊査(れいさ)」という言い方もされるが,霊感(インスピレーション)や,それと共に霊視・霊聴等の能力を用いて,相談者の守護霊とコンタクトをとり,その相談者に必要なメッセージや情報をもらう行為を指す.

しかし,私は生まれつきオーラが見える子どもではなかった.人ごみが苦手ということもなかった.暗闇と掃除機とジューサーの音を怖がり,泣き虫で,公園のブランコ乗りと着せ替え人形遊びが好きなごく普通の子どもだった.自分で霊感が強い,などと思ったことは,ただの一度もなかったし,正直なところ,今以てそうした自覚はない.周りの大人から,感受性が強いとか,カンがいいと指摘されることはあったが,もっと繊細な人はざらにいるし,ましてや霊媒体質などとはつゆ知らずごく普通に暮らしてきた.

その一方で,私は学生時代から長年,霊感占い師や霊能者のお得意さんだった.つい数年前まで,今後も人生で何か困ったことがあれば当たる霊媒に相談するのが最善だと大真面目に考えていた.その私が,なぜリーディングを提供する側になったのか.

直接のきっかけは,都内某所で受けた英国式のリーディングだった.ある晩,ネットサーフをしていたら,あるスピリチュアル系団体のウェブサイトに辿りつき,スピリット・ガイド(指導霊)のリーディングを提供していることを知った.留学中,英国でプライベート・シッティング(一対一の対面リーディングで,亡くなった親族からのメッセージを受け取る個人向け交霊会)を一度受けた経験から,非常に興味を持ち,すぐに申し込んだ.リーディングを受けたのは忘れもしない,その翌年2007年2月14日である.

当日,会場に入ると待っていたのは男性ミディアム(medium 霊媒)だった.女性ミディアムに申し込んだはずだったのに,なぜか男性だった.私の単なる記憶違いか,それとも天のはからいによる手違いか,いまなお真相は闇の中.リーディングではさまざまなメッセージが伝えられ,かなり先の将来を見通したものもあった.リーディングの直後に,ミディアムから,クラスに来てみないかと誘いを受けたことがはじまりだった.

これは,しかし,ひとつの小さなきっかけにすぎない.はじまりは13年前に遡る.尤も,本当の始まりは,そのずっと前,この世に生を受ける以前かもしれないが.

人はだれもが,自分で自分の人生のシナリオを決めて生まれてくる.


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