3/21/2011

困難への対処法(1)-先が見えないとき

「困難」とか「苦労」というと,経験したくない,または避けたいといった否定的なイメージがあります.が,「人生山あり谷あり」,「禍福はあざなえる縄のごとし」といった諺もあるように,基本的に人生に困難はつきもの.それどころか,「若いときの苦労は買ってでもしろ」と言われるように,私たちの「ほんとうの成長」につながる,大変ありがたいものなのです.ですから,苦しみや困難を否定的に見ず,むしろ「飛躍のチャンス」と捉えて,できることからひとつずつ取り組んでいくのが真理に沿った対処法だといえます.

一口に,苦労,困難といっても様々で,自然災害から,病いの苦しみ,お金の苦労,精神的な苦労など,その種類はひとの数だけあるでしょう.そして,苦しみの真っ只中では,「五里霧中」という言葉通り,希望が全く持てなくなってしまいやすいです.そういう状況において未来のことを考えはじめると,限りなく不安になります.光の応援を受け続けるためにも,不安の想いは手放すのがよいのです.そうはいっても,不安は止められない,という時の処方箋として今回の提案は: 


今日一日無事に過ごすことだけを考える


です.言い換えれば,「短いスパンで達成できる,小さな目標をたてて実行する」ということです.達成感はモチベーションを高めて,パワーの源になります.「無事に」を「楽しく」に置き換えることができればもっとよいでしょう.「いま」を生きる,ということです.そして,心配は一旦脇へよけておきましょう.

1週間後のこと,1年後の事,果ては10年後のことなど,先のことを考え出すときりがなく,不安が止まらなくなります.今から10分の間にできることをしてできたら,それからさらに10分間にできることを探す.それを繰り返し,達成を積み重ねて今日一日無事に過ごせたら,見事ゴールクリアです.無事に一日を過ごせたことに感謝し,満足して眠りにつきましょう.

目には見えなくても,一人ひとりに必ず守護と導きがあります.ない人は一人もいません.ですから,少しでもラクな心持ちで過ごせるように目標を短いスパンで設定するか,小さな目標をたててひとつづつ達成していきましょう.そうすれば,少しずつパワーが湧いてきて,自然と元気になります.

将来のことは,少し落ち着いて,ラクになってから心配しても決して手遅れにはなりません.

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