医療とて同様です.人間を肉体としてしか捉えていません.物としてどこか見ているのです.それは科学全般の風潮です.確かに生命科学などという分野はあるし,心理学もあります.けれども,やはり唯物的なのです.心理学でいう「心」とか「意識」といってもそれは肉体の一部であり,あくまで肉体の延長部分にしか過ぎないというのはあるのですが,しかし人間にはそれだけでなくて,知覚能力にしても,肉体の五感による知覚能力だけではないし,まして認識能力や意識の働きというのは,肉体から独立して自由な,むしろその肉体を想像さえしている魂,そしてもっと本質の霊というのがあるのです.そのため肉体が滅んでも引き続き心や霊は維持存続し,肉体の滅びる影響を受けることなく,霊界に赴き,霊界である程度過ごした後,また別の肉体を魂は造り出し,それを纏い,次の生を生きていくことになるのです.
浅野信 『リーディングが開く21世紀の扉』 p. 116.
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