ホイットン他 『輪廻転生』 p. 251.
純粋に人のためだけを思って為した行ないは,必ず自分のためになります. 言い換えれば,全体のためになることは,必ず個人のためになります.なぜなら個人は全体の一部だからです.私たちの多くが思っているほど,「自分」と「他者」,もしくは「個人」と「全体」とは切り離された別個の存在ではありません.少なくとも本質の部分においては.
「自分のために」を重んじるのも結構ですが,「全体に奉仕できる自分」になるための前提条件として捕らえなくては本末転倒で,ただの自己愛,つまり我欲レベルに留まってしまいます.
「全体のためになる」自分を目指すことこそ,本来あるべき生き方でしょう.
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