家族的な愛は往々にして排他性を帯びます.いわゆる血のつながりによる結びつきです.それは進化の過程における動物的段階の名残である防衛本能によって支配されていることがよくあります.が,愛の最高の表現は己を思わず,報酬を求めず,温かさすら伴わずに,全てのものを愛することができることです.その段階に至った時は神の働きと同じです.なぜなら,自我を完全に滅却しているからです.愛は人のために尽くし,人を支え,人を慰めんと欲します.愛は慈悲,同情,親切,優しさとなって表現されます.愛はまた,滅私と犠牲の行為となって表れます.
『シルバーバーチの霊訓』 1: 145-6.
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