(1)過去世において「志半ば」に終わってしまった願いを果たすこと.
(2)過去世において,逆縁となってしまった関係を「再結」すること(逆縁とは,ここでは本来的ではない結びつきをいいます).
(3)魂の眠っているはたらきを新たに引き出し,魂のゆがみを修正して,成果を果たすこと.
(4)過去世において,獲得した魂の力をもって,周囲の人々や場を「照らす」こと.
ただ何となく,無目的に生きてきたという人でも,生まれてきたからには,必ずこうしたテーマを持って生まれてきているのです.今はすっかり忘れてしまって,思い出すことなどできなくても,誰もが魂に切なる願いを刻んでいるのです.
つまり,一見偶然ふりかかったかに見える出来事も,偶然出会ったかに見える人々も,魂にとってはその願いが引き寄せた,必然の訪れであるということになります.
出来事や出会いの「見えがかり」や「いきさつ」といった表面的な顔の向こうに,もう一つの顔が隠されている.テーマを呼びかける声が届いているのです.
高橋佳子 『人生の絆 基盤編』 pp. 216-7.
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