霊的実践の場は,すべての人間に平等に存在します.死んでこちらへ来られると,意外に思えることが沢山あります.地上的な虚飾がすべて取っ払われて,魂が素っ裸にされます.その時はじめて自分の本当の姿を知ります.自分はこうだと思い込んでいたり装ったりしていたものとは違います. といって,わたしは,お金持ちはすべて貧乏人より霊的に劣ると言っているのではありません。そう言うつもりは毛頭ありません.お金は霊的成長とは何の関係もないこと,進化は各自の生活そのものによって決まっていくのであり、それ以外にないことを言いたいのです.困ったことに,地上の人間は、直面する物的問題に心を奪われて、つい間違った人生観をもってしまいがちですが、いついかなる時も、霊的真理を忘れないようにしないといけません.これだけは永続性のある霊的な宝であり、いったん身につけると,二度と奪われることはありません.永遠の所有物となります.
『地上人類への最高の福音』 第8章より
お金に限らず、年齢・性別から,人種,宗教,学歴,社会的肩書,そして(女性なら)容姿容貌といったことなど,自分や他者の価値づけをするための外的条件には限りがありません.こうした数々の霊的通信で伝えられているのは,肉眼で視認できるものや客観的に測れるものには本質的な意味はない,ということ.かといって,全く度外視してしまって何も認めない,という態度も,ある意味こだわっているのと同じです.われわれの本質的価値を決定してしまうほどの重要性はない,という点さえしっかり押えておけばよいのです.
お金持ちに生まれること,賢く生まれること,美しく生まれることなど,あらゆることには意味があり,自分が選び取った条件を通して,地上でいろいろな学びを得ることができるのですから.
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